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躁うつ病とは [うつ病の種類]

桜と2羽のカルガモ .jpg
躁うつ病(双極性障害)とは、躁と うつを繰り返すものをいいます。

躁のときは、気分が明るくなり意欲が高まった状態になり、

休まずに働き続けたりします。

しかし、あまり躁状態が強くなると、

気持ちが大きくなって借金を重ねたり、

周りの人とトラブルをおこしたりするようになります。

現在では、

うつ病と 躁うつ病は別の疾患と考えられていて、治療法も異なってきます。


躁(気分の上がり過ぎた状態)になると、次のような症状が見られます。
    
  気分は高揚し、楽観的になる

  頭の回転は速くなるが、考えがまとまりにくい

  多弁、多動

  判断力が乏しくなり、危険を顧みない

  睡眠時間が少なくても疲れを感じない

  注意散漫になり、集中力も低下

  イライラしやすく、怒りっぽい



うつ(気分が落ち込んだ状態)になると、次のような症状が見られます。

  悲しい気持ちになり、絶望感が強い

  今まで楽しめていたことに興味を感じなくなる

  頭の回転がスローになり、思考力が低下する

  疲れやすくなる

  不眠、食欲低下

  自責の念が大きくなり、自殺願望が生じる


躁うつ病の原因は遺伝的な要因が大きいことが知られています。

一卵性双生児の片方が躁うつ病の場合、

もう片方も躁うつ病になる確率は85~89%という最近の報告があります。

しかし、双子の例でも、

残りの15%程は躁うつ病を発症しませんので、

原因は遺伝子のみならず、社会・環境的な要因も絡んでいると考えられています。





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冬季うつ病とは [うつ病の種類]

雪のかやぶき屋根.jpg冬季うつ病は、

季節性うつ病(季節性気分障害)の一種です。


秋から冬に限って うつが出現し、春になると回復する季節性を持ちます。

冬季の日照時間と関係していると考えられています。


また

甘いものを、より食べがちになるなど、

夏の頃より体重が増えやすく、

睡眠時間が長くなるという傾向があります。



晴れた日は気分が良くなりやすいものですが、

実際、日光には気分を良くする働きがあります。

日光が目の奥の網膜に当たると、信号が脳に伝わり、

脳内でセロトニンと呼ばれる物質が増加します。

  ※セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつで、

   セロトニン不足はうつ病の直接的な原因と考えられています。

気分の調節を担う重要な物質ですが、

冬至に向けて日照時間が日増しに短くなるので、

脳内のセロトニンの量が不足気味になります。


一方、メラトニンは夜間の睡眠中に脳内分泌量が最大になり、

   ※メラトニンは覚醒と睡眠の時間が交互にやってくる生体リズムを作る基礎になる物質

昼間の太陽光で脳内分泌量が抑制されることがわかっています。

つまり、セロトニン不足はうつ症状を促し、

本来 就寝時のメラトニンが、

起床時にも多いことで、

活動的な気持ちになれないと いうことになります。



冬季うつ病の症状として


 気分の落ち込み

 今まで楽しんできたことを楽しめない

 イライラしやすい

 疲れやすい

 食欲亢進、特に、甘いものへの欲求が強まる
 
 活動量の低下

 睡眠時間が長くなる 


などがあります。






タグ:冬季うつ病
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季節性うつ病とは [うつ病の種類]


光のシャワー .jpgある特定の季節に症状が現れるうつ病のことをいいます。

晩秋から冬にかけて症状が現れて、春先によくなるものが多く、

日照時間が関係しているといわれています。

普通のうつ病と違って、

過眠や過食(特に甘いものを好んで食べる)などの

非定型な症状が現れることがあります。


夏に うつ状態となる夏期うつ病の報告もありますが、

これは極めて希であり 多くは冬期うつ病です。


この、季節性うつ病は、

光パルス療法が劇的に症状を改善させることがわかりました。


光パルス療法は、

2500から3000ルックス程度の光を早朝2時間ほど浴びる

(1分間に10秒程度光源を見つめる)治療法で、

早い人では 二、三日中にも効果が現れてきます。


季節性うつ病の初発年齢は20歳代前半で、

2~4倍の割で女性が多いといわれています。



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気分変調症とは [うつ病の種類]

レンガ造りにアーチの窓 .jpg気分変調症とは、

軽度の抑うつ気分、広範な興味の消失や何事も楽しめないという感じが、

長い期間(2年以上)続く状態をいいます。

うつ病と、性格的要素や神経症的傾向とが

重なりあっているようなものと考えられます。

疲労感が持続したり、「自分は価値がない」という考えや、

自己嫌悪感や罪悪感を伴うということがよくあります。

余暇や趣味を楽しめない状態になりがちです。

このような症状に不安感が慢性的に伴うこともよくあります。



気分変調症の症状に

 ・食欲の変化(食欲不振または過食)

 ・睡眠の変化(不眠または過眠)
 
 ・疲れやすい

 ・自分に自信が持てない

 ・集中力の低下

 ・決断を下すのが困難

 ・絶望感を覚える  

などが、あります。


気分変調症では、

冴えない気持ちでいるのが、普段の状態になっているので、

本人は心の病的状態に 気が付きにくいのです。

本人の気質に近い面があるので、

気分変調症の抑うつ症状は うつ病より軽度であるにも関わらず、

治療はうつ病と比較して より難しくなってしまう傾向があります。


10代、20代に多いと言われていますが、

原因については特定できる場合と特定できない場合や、

治り方も人によって様々です。


もともとの性格や、偏った見解が原因と言われることも

あります。









  

タグ:気分変調症
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大うつ病とは [うつ病の種類]


食事をする家族.jpg大うつ病とは、

抑うつ状態が長期間継続するタイプ。

一般的に「うつ病」と言えば、この大うつ病をいいます。


つまり、

軽症うつ病が周りからはわからない程度のうつ病であるのに対し、

大うつ病とは、はた目からみてもそれとわかる程のうつ病ということです。


大うつ病と気分変調症との関係についていえば、

ひとつは、「気分変調症」が「大うつ病」に先行して現れる場合があることです。

あるいは、「大うつ病」が完全によくならず、

軽うつ状態が、だらだらと続き「気分変調症」といえるような状態になることもあります。


現れる症状

 ●特に多い症状は、睡眠障害です。

  一言で不眠ともいえますが、

  逆に睡眠のリズムが崩れて、過眠になる場合もあります。

身体的な症状として

 ●全身の倦怠感  
 ●頭痛 
 ●めまい 
 ●首や肩のこり  
 ●頭痛
 ●関節・腰痛   
 ●腹痛 
 ●便秘  
 ●食欲不振・過食 
 ●性欲減退


感情面で見られる症状には
 
 ●抑うつ気分  
 ●ゆううつ感  
 ●イライラ感  
 ●不安・焦燥感  
 ●不全感 
  
 ●罪責感    
 ●自責の念   
 ●悲観・絶望  
 ●心配性     
 ●自殺念慮
  
 ●思考力減退  
 ●思考力低下  
 ●集中困難  
 ●興味・関心低下  
 ●記憶力低下 
  
 ●貧困妄想   
 ●心気妄想   
 ●罪業妄想  
 ●疾病妄想
  
 ●行為抑制   
 ●おっくう  
 ●根気のなさ  
 ●無気力  
 ●行動力低下 
  

うつ病の発症には、

日常生活のストレスと関係があるといわれています。

ストレスをためない生活を送ることが、予防や回復につながります。







タグ:うつ病
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軽症うつとは [うつ病の種類]


梅宮大社の花しょうぶ .jpg軽症うつとは、

本人自身は、相当、苦しんでいる場合も多いのですが、

仕事などは一応こなせていて、

他人からみると

ほとんど変化がないように見える程度のものと考えてよいでしょう。


ストレスの多い30~50代の働き盛りの人に多くみられ、

軽症から重症までさまざまな程度で現れます。


うつ病全体から見て、圧倒的に多いのが軽症うつ病です。



軽症うつ病の症状では、不眠が最も多く、

易疲労感、頭重・頭痛、腹痛、肩こり、腰痛、食欲不振、腹部不快感、便秘、めまい感、動悸など、

いずれも身体症状ばかりです。


患者さんの多くは最初、体のどこかが悪いのかと考えて内科などを受診しますが、

各種の検査を受けても、結果は正常。

どこにも身体的異常は見当たりません。

いろいろな病院を回った結果、

やっと軽症うつ病と判明するケースが多いのです。



軽症うつ病の主な特徴は、
 
 ・35歳以上の方が多い

 ・仕事人間で、まじめで頑張り屋 

 ・身体症状が出やすい

 ・執着性格

 ・自分に厳しい

 ・休養がなかなか取れない

 ・一日内で気分の変動がある


軽症うつ病は、本人も周囲の人も気付きにくい病気ですので、

心と体の小さな変化に気付いたら、早めの対処が大切です。



原因は ストレス と 疲労

軽症うつは、

脳内の「セロトニン」と「ノルアドレナリン」という

2つの神経伝達物質の分泌が不足して起こると言われていますが、

その原因になるのが「ストレス」と「疲労」です。

充分な休息を与えられないと脳は不調を起こし、

神経伝達物質のバランスを崩してしまいます。



 軽症うつになったら休むのがいちばんです。

自分にあった休息法を見つけることが大事です。


休む余裕がない場合には、気分転換の方法を持っておくといいでしょう。


ひとり部屋にじっとこもっている方が気楽で休まるという人もいれば、

誰かとおしゃべりして発散した方がストレスから解放される人もいます。



気分転換には

発散・・・運動、カラオケ、ドライブ、おしゃべり、食べる、お酒、買物 


没頭・・・料理、読書、趣味


リラックス・・・入浴、アロマテラピー  


自分に合った発散方法を見つけ、ストレスと上手に付き合いたいものです。



からだと心を健康に保つ為に、

規則正しい生活を心がけましょう。







タグ:軽症うつ
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